弁護団の紹介

弁護団の紹介

同性婚人権救済弁護団

日本で同性婚の法制化を進めるために、LGBT支援法律家ネットワークの有志の弁護士が集まり、同性婚人権救済弁護団を作りました。

弁護団員は、以下の34名の弁護士です(2017年7月7日現在)。

山下敏雅、永野靖、大畑泰次郎、森あい、加藤慶二、寺原真希子、岸本英嗣、中川重徳、三輪晃義上杉崇子、前園進也、堀江哲史、倉知孝匡、原島有史、松岡佐知子、喜田康之、金子祐子鈴木朋絵、皆川洋美、平本紋子、室谷光一郎、加藤丈晴岡村晴美、齋藤信子、藤田直介、田中太郎、熊澤美帆、服部咲、水谷陽子、南川麻由子、堀井秀知、松宮英人、須田布美子、清水皓貴
(青色の弁護団員は、クリックすることでメッセージや論文を読めます)

LGBT支援法律家ネットワークは、2007年に立ち上がった、セクシュアルマイノリティの問題に取り組む弁護士・行政書士・司法書士・税理士・社会保険労務士などの法律家のネットワークです。2016年7月現在、日本各地に100名以上のメンバーがいます。


弁護団員のメッセージ

同性婚人権救済申立の弁護団に参加するに至った弁護団員それぞれの思いをお伝えします。

山下 敏雅 弁護士

弁護士登録した際、当時勤務していた法律事務所のウェブサイトに掲載した記事を、皆さんにご覧いただきたいと思います。この事件は、私が今、弁護士としてLGBTの問題に取り組んでいる原点です さらに読む

森 あい 弁護士

自分自身や愛する人の性別にかかわらず、誰もが、都市部はもちろん、そうではないところでも、同性婚という選択肢をもって、自分らしく生きられるように さらに読む

上杉 崇子 弁護士

当たり前だとされている社会の決まりが…大切な自由や尊厳を害していることは歴史上いくつもありました…つい70年前まで女性には選挙権がありませんでした…勇気をもって行動を始める必要があります さらに読む

原島 有史 弁護士

未来の日本では、同性間での結婚を認めるのは当たり前のことになっていると思います。すべての人、すべての愛が平等に取り扱われる社会が来るよう、我々は一致団結してこの問題に取り組んでいく必要があります さらに読む

金子 祐子 弁護士

人が誰かを好きになることは素晴らしいことですし、そのひとつの形として「結婚」があり、どんなカップルにも「結婚」が認められて当然だと思っています。異性婚には「結婚」が認められ、同性婚には「結婚」が認められないという差の根拠は何か、未だに納得いくような根拠はありません。
「人が人を好きになることに、本当に差を設けて良いのか。」を問い続け、同性婚の法制化を目指していきたいと思います。 さらに読む

鈴木 朋絵 弁護士

同性婚制度は、自分をセクシュアル・マイノリティではないと思っている人々自身の社会的課題でもあります。無関心から一歩前に踏みだし、まず、課題の存在を知ってほしい。そして、考えてほしい。そう願って、弁護団活動をしています。 さらに読む

加藤 丈晴 弁護士

アメリカでも、はじめから同性愛者の権利が認められていたわけではありませんでした。
15年前までは、同性婚が認められるどころか、同性間の性行為を処罰する法律が存在していました。
理不尽な法律や制度を、地道な運動の積み重ねによって変えていき、ようやく同性婚の実現というところまでたどりついたのです。
その中で変わっていったのは、法律や制度だけではありません。 さらに読む

岡村 晴美 弁護士

事実婚や、同性婚が認められない理由に掲げられる家族制度って何だろう。
家族はもっと自由でいいし、多様性を認めていい。
制度に縛られて、家族を守れないのなら、制度を変えたらいい。
そういう思いで、弁護団に参加しています。 さらに読む

須田 布美子 弁護士

男性から女性というベクトルでは使えた法律や社会資源が、対象がセクシュアルマイノリティになった途端、使えなくなりました。…これは、社会がセクシュアルマイノリティと言われる人々の存在を無視したまま、マジョリティの常識で社会を構築してしまったからだと思います。

そこで、私は、社会がマイノリティを無視しないための活動を始めました。…

幸い、札幌市の制度は、札幌市長への申入れからわずか1年で実現しました。そこで、地元での活動が一区切りできたのを契機に、今度は国の制度に向けて動きたいと思い、本弁護団に加入させて頂いた次第です。 さらに読む