申立人のメッセージ

川口弘蔵さん

 

申立人 川口弘蔵さん

(2016年7月7日に書かれたメッセージです)

今日で、昨年行われた日弁連へ対する同性婚人権救済申立から丸一年となりました。

そして、明日は沖縄の那覇市でパートナー制度の運用が開始されます。

「なんでそんなに同性愛者を認めてほしいの?」「こうぞうは素敵な彼氏がいるからいいよね。自分は相手がいないもん。」と、同じ同性愛者の友人から言われることもあります。

僕は、自分が今、パートナーがいるからという理由だけで同性婚を日本で希望しているわけではありません。

例えば、近い未来、日本で同性婚が可能になったとしても、僕が一方的に同性愛者であることをオープンにしているからといって、成り立つものではありません。

僕が結婚できるような生活を送っているかということもありますし、パートナー側の生活環境(親族や仕事上での立場)で公にできない状況を考えると、両手を挙げて制度を利用する可能性は低いと考えています。

それでも、自分が産まれ育った国で同性婚ができるということは、必ず、これからも生まれ続ける同性愛者の人達にとっての希望になるはずだと思っています。

自分のためじゃないなんてことはいいません。自分の希望する社会でもあります。

それでも、それだけでなく、その先の希望へと繋がってくれるんじゃないかという思いで、日本での同性婚ができる日がくることを願っています。

自分が同性愛者であることを認識した日から、この国でも同性婚ができたとするなら、また違った生き方をしていたかもしれない。
そんな人は沢山いると思います。

七夕の、星に願いを。

【プロフィール】
川口弘蔵さん 熊本県在住

2016年7月8日掲載

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