彼氏は居るの?結婚は?と聞かれるたび、パートナーを異性に限る日本の風習に違和感を感じています。
同性パートナーが居るとカミングアウトしても、「女なら、男と結婚して子供を産むべき。レズビアンならまだしも、バイセクシャルなら男も愛せるのだから、尚更そうだろう?」と言われることがありますが…そもそも女性のすべてが異性との結婚や出産を望んでいる訳ではないし、ストレートで結婚や出産を望んでいる人であっても、病気や様々な理由でそれが叶わない人も居ます。
出産や育児そのものは素晴らしいことですし、世の中のお母さん達のことを、私は心の底から尊敬し、リスペクトしています。ですが、出産や育児だけが女性の存在価値ではありません。
私の彼女は日々、とても愛情深く接してくれるのですが、「海外では自分のことをオープンに出来ても、日本ではクローゼットせざるを得ない。」と言っています。
彼女と同じような想いを抱えた人は大勢居ます。
同性婚が実現しても、差別や偏見の問題がすぐに解決するとは思いませんが、法整備によって社会全体の意識が変わり、人々の教養と知識が高まることはあると思います。
性の多様性の理解が広がり、婚姻を望んでいるすべての同性カップルに祝福の日が訪れること。ただ「幸せ」と皆が笑えることを、心から願っています。
日本での同性婚は夢ではないと思います。
沢山の人が祈り願い、行動したときのパワーは凄い。
私も自分に出来ることを考え、取り組んで参ります。
2015年6月20日掲載