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人権救済を申立てました!

申立書の提出

2015年7月7日、日本弁護士連合会(日弁連)に対して、日本で同性婚が法制化されていないのは人権侵害であるとして、人権救済の申立てをしました。

申立人の方々が経験や思いを綴った陳述書も提出しました。
また、1万1680名の方の署名も提出しました(署名は現在も募集しています。署名についてはこちらをご覧ください。
日弁連が入っている弁護士会館内での撮影が許されなかったので、残念ながら、提出のときの写真はありません。

記者会見

申立ての後、東京地方裁判所内にある司法記者クラブで記者会見を行いました。
記者会見は、弁護団長である山下弁護士、熊本から駆けつけた森弁護士から、人権救済申立の意義、申立人の総数、裁判ではなく人権救済申立を選択した理由、今後の流れなどを説明しました。

その後、この記者会見に出席していただいた4名の申立人の方々に、自己紹介やこの人権救済申立に参加した経緯やその思いを話していただきました。

フランスで同性image1-e1436263794398婚をしたタレントの牧村朝子さんは、日本では在留資格の関係で妻と離れ離れになってしまうことの辛さなどを涙ながらに話しました(弁護士ドットコムの記事もご覧ください。*外部リンク
香川県のゲイカップルである田中昭全さんと川田有希さんは、家族や友人などの周りの人々には受け入れられているけれど、パートナーに何かあったときのために結婚したいと訴えました。(弁護士ドットコムの記事もご覧ください。*外部リンク)

この記者会見に出席した申立人の中で唯一クローゼット(=自分がレズビアンであることをオープンにしていないこと)のケイさんは、同性愛者であることをひた隠しにして生きていること、ひた隠しをするためには「友情結婚」を選択する当事者も多くいること、親などが結婚しろとプレッシャーをかけてくるけど、本当に結婚したい人とは結婚できない現状について語りました。(弁護士ドットコムの記事もご覧ください。*外部リンク)

記者会見の後も、申立人や申立人代理人に対して、個別の質問がありました。下の写真はその様子です。

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記者会見に出席した4人の申立人の方々、この人権救済申立に興味を持ち取材に来てくださったメディアの方々、ありがとうございました。